私の住んでいる地域では、以前はよく見かけたヨモギなのですが、最近は見つけるのが大変になってきました。洪水防止のための河川工事が進んでいるのと、田んぼや畑が減っているからなのです。
それでもよ~く目を凝らして、川べりを探すとみつけることができます。
ただ、ワンちゃんのお散歩コースになっているところも多く、摘み草をするのも気になるところではありますが。
ヨモギの効能
虫刺されにはヨモギ(キク科ヨモギ属)、かぶれや水虫にはドクダミのしぼり汁を患部に塗り込む民間療法があります。
ヨモギの「タンニン類」が皮膚のたんぱく質を変質される作業(修練作用)で炎症が収まる作用によるもの。いくつかある効能を下にまとめました。
体を温める効果冷え性の体質改善
体を温める効果が高く入浴剤としても人気が高いヨモギ。
血行促進効果、発汗作用、抗酸化作用で皮膚のターンオーバーを促進してくれます。体の芯から温まるので冷え性や、肩こりからくる頭痛などにも効果があると言われています。
美容効果老化防止・シミやシワに
体内にたまった老廃物や脂肪を体外に排出し、血行も良くなるのでダイエット効果や美容効果も高いです。韓国のヨモギ蒸しも有名ですね。
貧血の予防
ヨモギは止血効果が高く、昔から出産時の止血に使用されていたといわれています。転んだときはをもんで傷口にペタッと貼る、なんて昔はよくある光景だったのですが。
私も小学生の時転んで擦りむいた膝にヨモギを当てた記憶があります。
止血効果に加え、血液の造血を助ける効果も合わせ持つため、貧血に大変効果があると言われています。
がんの予防
なんとヨモギにはトマトやカボチャなどと同様βカロテンが多く含まれ、緑黄色野菜なのです!
このβカロテンには抗酸化作用や免疫力を高める効果があり古い細胞や血液などを次々新しく生み出すのを助ける作用があり、体を若々しく保ってくれるそうです。βカロテンを含む野菜を多く摂取することでがん細胞が生まれにくくなる効果が期待されています。
使用方法
〇生の葉をてんぷらにします。米粉の衣だとぱりぱりしてよい歯ざわりです。
〇乾燥させたものを煎じてお茶にします。
〇重曹を入れた湯であく抜きをし、もち粉や上新粉に刻んで混ぜ込みます。団子状に丸めてゆで、あんこやきなこ、ゴマなどをつけます。
※ヨモギやキク科アレルギーの方、幼児、てんかん体質の方はヨモギの飲食を控えてください。
※特に妊婦の方はヨモギを食べる量にご注意ください。ヨモギに含まれる「ツヨン」という成分が子宮を収縮させるため、過剰摂取は流産・早産につながる恐れがあるとされています。