金木犀(きんもくせい)

和ハーブ

10月になると、どこからともなく良い香りが…

そのほとんどが、どこか懐かしいきんもくせいの香り。


香りがしてくると、どこに咲いているのかと思わず探してしまいますね。

きんもくせいは漢字で書くと金木犀

金木犀のオレンジ色の小花と強い香りは、秋の到来を告げる季節の花

その香りの高さは、日本の三大芳香木の一つとして数えられています。

別名は桂花、丹桂


金木犀の「金」とは、そのオレンジ色の花色からついたとのこと。

密集して咲く金木犀の小花は、秋の日差しを受けて金色に輝いて見えるためだそうです。

「犀」とは実は動物のサイのこと。

金木犀の樹皮がサイの皮膚に似ているため名付けられたそうです。


同じモクセイ属には「銀木犀」と呼ばれる樹木があります。

こちらは白い小花が特徴です。


実は、金木犀は銀木犀の変種です。

他にも淡い黄色の花を咲かせる「薄黄木犀」という種類もあります。

金木犀の花言葉

  1. 謙虚:強い香りとは裏腹に、小さくつつましい花を咲かせるから。
  2. 気高い人:秋雨の中で潔くすべての花を散らせるから。
  3. 真実:香りの強さから、開花時を隠すことができず周囲の人が知るから。謙遜や初恋とも関連

   小さな小さな花だけれど、香りは奥深く広がる…日本人好みの花のような気がします。

金木犀の効能

 ①安眠効果

    金木犀の香りに含まれる「リナロール」という成分には安眠効果があり

     血圧や心拍数を下げる作用があるといわれています。

     低血圧など持病をお持ちの方は気をつけたほうがよいかもしれません。

②リラックス効果

     リナロール」鎮静作用も期待できます。

③抗炎症作用

      金木犀には粘膜や皮膚の炎症を抑えてくれる「抗炎症作用」があります。

      薬膳の分野においては桂花(ケイカ)としてお茶やお酒にブレンドされてきました。

       スキンケアやバスグッズなど、肌荒れや吹き出物など肌質の改善におすすめです。

④アンチエイジング

       金木犀には体内の酸化を防ぐ抗酸化作用が期待できます。

       金木犀は若々しさを保つ助けにもなるようです。

⑤ダイエット

       金木犀の香りには「オレキシン」という食欲増進物を抑える働きがあるとのこと。

       筑波ジャーナルにも紹介されています。

      オレキシンがヒトの睡眠中にエネルギー消費を調節する役割を発見 | 医療・健康 – TSUKUBA JOURNAL

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